神々の黄昏? 10月28日
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「今更ながら、ラグナロクオンラインをやってみた」 「うわー、好きそう」 「うん好き。だけどなーんかいまいちネットゲームって食指動かなかったんよ。特にラグナロクって、無料βのときの悪評とかやっぱり無料のときの案内ページのあまりにユーザーアンフレンドリーさに嫌気が差して」 「じゃあなんではじめたんですか」 「いやまぁ人に誘われたってのが直接のきっかけだけど。でも気に入ってしまった」 「へぇ。支障のキャラどんなのですか?」 「こいつ。なりたてアコライト。名前はにょろにょろ」 「……なんですかそのわりと何も考えて無さげな名前は」 「何をいう。元はムーミンからとった由緒ある脇役の名前だ。ニョロニョロなくしてはムーミンは語れまい?」 「そうかなぁ。あれって、なんかおばけの親戚だと思ってましたけど」 「それを言い出したらムーミン谷の生態系全てが妖怪の親戚だ。話を戻すが、さすがにはじめ、にょろにょろはどうかとも思ったよ。ニョロニョロの原文はハッティフナットっていうからそっちにしようとも思ったし」 「ハッティフナットの方が断然格好いいと思います」 「意味は『なめくじの化け物』だそうだが?」 「う……」 「まぁ名前なんて飾りです。気合い入ったゲーマーにはそれが分からんのです」 「支障がそんなだからわたしもはにわになってしまったんですね」 「じゃあ『ひとで』や『くらげ』の方が良かったか?」 「……わたし、はにわでいいです」 「でも支障やっぱりアコライトなんですね」 「いーじゃん。自力で回復できるってのはソロでやってく上では必須だぞ」 「え、パーティー組まないんですか?」 「うん。なんかそのあたり面倒でさー。時間あわせたり、余計なしがらみ抱え込んだり。その場で臨公かましてそのときそのときでやってく方があと腐れなくて好きだ」 「なんか支障のコミュニケーションに問題がありそうな気もしないではないですけど。あ、そういえばにょろにょろ君って男なんですね」 「そう。まだはじめたばっかでレベルも低くてクラスもアコライト(侍祭)だしで、いまのところショタキャラを目指しております」 「支障ぅ。駄目街道走ってますよぅ」 「まぁ実際俺をROに誘ってくれた人(のキャラ)にくっついて修行してるようなもんだし。そのにょろにょろの師匠がまたえらいレベル高い魔法使いで、丁寧語なお姉様キャラってあたりがなんともいえず話になりそうなシチュエーションなんだな。いやまぁ師匠のプレイヤーも男なんだけど」 「……そこを考えず、ROの世界の中だけで見ればシチュエーションしては黄金パターンですね」 「そう。ショタキャラ狙いで正解だろ? 侍祭なんて、カソリックだったら正式な聖職者とさえ認められない平信徒から一歩飛び出しただけの見習いな訳だし」 「あ、そうなんですね。でもROの世界であれば立派な聖職者じゃないですか。ちゃんと法衣もあるし」 「そう。これがまた俺の制服萌えの心を突いてくるわけよ」 「結局そこに行き着くんですか……」 |
萌えるということ 10月22日
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「寒くなってきましたね支障」 「うん。息白くなるもんな。こうなるとお燗酒がうまい。はにわは飲むの?」 「無理です。だって未成年ですもの」 「気にするな。制服で酒ってのは俺の萌えシチュエーションの一つだ」 「どーゆーシチュエーションですか」 「え、もうそのまんまだけどな」 「ひょっとして学生の時にもう飲んでたとか」 「そんなの当たり前じゃん。でもさ、俺行ってた高校、制服なかったんだよ。それが青春の最大の心残り」 「……濃い人生送ってますね」 「それほどでもないぞ。ちなみにセーラーブレザーだけでなく婦警さんとか巫女さんとかでもOKだ。あ、シスターでもいいな。ただウェイトレスと振り袖、それにスッチーは駄目。ナースは微妙」 「…………」 |
衝撃の事実 10月16日
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「…………」 「どうしたんですか支障?」 「……世間が嫌になった」 「何を今さらそんな」 「こんなサイト見てたわけよ」 「また支障からすれば壮大な自虐行為ですね」 「そうだよ。どうも世間一般の1/3くらいしか貰ってないことを知ってしまった」 「うわぁ。30まえでもう3倍の開きですか。支障、着実に負け組ロード進行中ですね」 「……そうだよなぁ。そういや友人知人で家持ちが結構いることに気付いたのもショックだな。30前で何千万の買い物できるのはすごいや」 「支障、何千円の買い物もできないこと多いですもんね」 「反論できないのが辛いところだ。しかし貰ってる金が少ないのか。道理で毎月金が足りなくなるわけだ」 「支障の場合、それ以外にも無駄遣いが多すぎる気がします」 「そうかなぁ。そんな無駄遣いしているつもりないんだけど」 「無駄だと分かって意識して無駄遣いしてるならそれはばかです。えーと、支障だと、お酒でしょ、宝くじでしょ、あとYahoo!オークションで……」 「なにをいう! それらはみな必要不可欠の生活物資だ!」 「お酒がですか? 一回に飲み屋でいくら使ってます? つけどれくらいあります? 宝くじも借金してまで買うって、何考えてるんですか支障。ほかにも不要不急のものばっかり買って」 「うう、はにわがいじめるよー」 「都合悪くなると幼児退行するのもやめてください! そんなだから負け組ロードにスラブ軌道敷いて新幹線で360km/h営業運転キセル乗車みたいな目にあうんです!」 「ああ、このまま歯車になっていいように使い潰されてしまうんだろうか」 「支障、『いいように』って、実際いいように使われてから言ってください。事実上の給料泥棒なんだから。安くたって仕方ないでしょ」 「……それもそうか」 「納得しないでください!」 |
ころもがえ 10月5日
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「はにわー」 「……今日は何ですか支障?」 「とりあえずこれ着てくれ」 「あの、なんか短パンが余計な気がするんですけど」 「だってはにわだろ。仕方ない」 「えー、何か納得いかないです」 「でもその格好、まんざらでもないだろ」 「そ、そりゃあ左上のと較べたらこっちがいいですよぅ」 「はにわなのに」 「じゃ、じゃあ支障は、のわたしの方がいいっていうんですか?」 「うーん、微妙」 「……もういいです」 |